たった一言で結果が変わる【魔法の褒め言葉】とは?
====前回ポイント==========
====================
☆☆☆今日のテーマ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
質問で褒めろ!
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
前回は、面と向かって「あなたは素晴らしい!」
と褒めるより
「部長が、お前のコト、出来る奴だ」と褒めてたよ、
と第三者から「褒め言葉を間接的に聞いた方」が
信頼度が上がり、効果的だ、というお話をしました。
ちなみに、心理学ではこの現象を「ウィンザー効果」
と呼びますが
名前の出どころはミステリー小説の『伯爵夫人はスパイ』で
主役の「ウィンザー伯爵夫人」が
「第三者の褒め言葉がどんな時も一番効果があるのよ、忘れないでね」
と言う場面から伯爵夫人の名前を借り
「ウィンザー効果」と呼ばれる様になりました。
■さて、本日の相手を褒めるテクニックですが
【質問して褒めろ】です。
「どうしたら、〇〇先輩みたく上手く営業が
出来るのですか?」
とか
「どうやれば〇〇さんの様にプレゼンテーションが上手になれるのですか?」
など
☆【どうすれば】【〇〇さんの様に】上手く✖✖✖が
出来るのですか? コツを教えて下さい。
☆【どうやれば】【〇〇さんみたく】✖✖✖の成果が
出せるのですか?
という『質問ほめ』のフォーマットを覚え
スラっと言える様にすると
- 相手は気持ちよく教えてくれる。
- あなたも、気持ちよく教えてもらえる。
- 相手にも好かれ、双方、気分が良い。
と一石三鳥の効果が期待できます。
但し「相手が得意で、かつ本人も自信を持っている分野」
で使わないと逆効果になりかねませんので、ご用心。
また「褒め質問」は、あまり頻繁に使うと、ウザがられたり
「コイツ、おべっか言ってるな?」と思われかねないので
ココゾというタイミングで、自然にやって下さい。
もう一つ、相手の【名前】を質問に入れること、も
お忘れずに。
ホメ質問プラス「名前」で効果倍増!
誰でも「人に認めてもらいたい」という承認欲求と
自尊心がありますから「自分の名前を呼んでくれる」
だけで、親近感を抱いてくれます。
「名前」に関しては
あの「田中角栄」が大蔵大臣だった時
大蔵省の官僚の「名前」を全て覚えていて
本人の「誕生日」には、高級スーツのお仕立て券を
奥様の誕生日にまで気の利いたプレゼントをしていた、
という有名なエピソードがあります。
自分の名前や、誕生日は勿論、奥方まで覚えて
いるとなると、家庭で
「今の大臣の為なら、あなた残業してでも頑張りなさいよ!」
と奥様まで味方にした田中角栄の人心掌握術は流石です。
(出典:Wekipedia)
これは、私自身も20歳代で初めての
に乗った時、CAさんが
「神城豊様ですね。
お誕生日おめでとうございます。」
と声を掛けてくれ、ちょっとしたプレゼントを
もらったのには感動して、それ以来JAL便にしか
乗らなくなった経験があります。
ことほど左様に
「名前」を褒め言葉に入れることは大切です。
◆また、あなたがパソコンに手慣れているとして
「中村さん、パソコンの操作方法を教えて下さい。」
とお願いされるのと、
「パソコンに【詳しい】中村さん、
教えてもらえませんか?」
と依頼されるのと、どちらが気分よく
「しょうがないな、どれどれ?」
と教えてあげる気になるでしょか?
後者は【詳しい】の一言が入っただけですが
コチラの方が、さりげなく相手を褒めていて
気持ちよく教えてあげる気になるんじゃないでしょうか?
もっと良いのが
「忙しいところ悪いんだけど、
中村さんIT【詳しい】し、俺、IT音痴で
ドツボにハマっちゃって、、困ってるんだけど
ちょっと助けてもらえませんか?」
の方が、より教えなきゃ!ってなりますよね。
- 「英語が【上手い】〇〇さん」
- 「子育てに【手慣れてる】〇〇さん」
- 「【読書家】の〇〇さん」
など、たった一言加えるだけで
相手が、その分野の一流で、専門家だ、
とこちらが思っていることを伝えるだけで
そうでない場合より、相手の自尊心が満たされるので
スムーズに頼み事を受けてくれる確率が上がります。
まあ、あまり「テクニック」に走り過ぎず
相手を敬う気持ちを持って素直に褒めれば
必ずあなたの人間関係は良くなります。
常に「お相手の立場に立つことをお忘れずに!」