不景気な時こそ「稼げる商売」とは?
不景気だから儲かる商売とは?
コロナ不況で、商売あがったりだ!
職種変えようと思うんだけど、
こんな不景気でも「儲かる商売」
ってある?
最近、コンサルしていて良く聴かれる質問です。
新型コロナのパデミック、米中の対立激化や、
アメリカで警官が黒人を殺す事件に端を発した
全米各地に広がる暴動・・
等々、世界情勢がとても不安定になっています。
我が日本も、コロナショックによる歴史的な
景気後退、大不況に突入していく感じで
コロナ倒産件数はうなぎ上りです。
こんな「不景気」の時にこそ成長し、儲かるビジネスって何でしょうか?
そう、私のメンターである村上むねつぐ師匠に聞かれ
私が答えたのは
・「リストラされたサラリーマンの再就職支援」
・「リストラをもめずに実施する為の企業支援」
なんかを、思い浮かべました・・・
正解は
「トレードイン」=下取りサービス
でした。
分かり易く言えば
不況時には「中古市場」が活況を呈する
ということです。
一昔前は、使い古しなんて嫌だ、、って風潮が強く
中古と言えば「古本屋」ぐらいでしたけど
今では、ありとあらゆるモノが「中古品」として
「リサイクルショップ」で手に入ります。
流行り出したキッカケは
古着からですが
TV、スマホ等の家電製品や
スーツ、靴、CD、DVD、車など
中古市場で扱う商品は多岐に亘っています。
中古市場が流行ると、必然的に「下取りサービス」も盛んになります。
「下取り」と言うと、真っ先に思い浮かべるのが
ジャパネットタカダの家電の下取りサービスですね。
掃除機、クーラー,マッサージチェアーなど
1万円~8万円まで、使い古した家電を
新品購入で「下取り」してくれる、、
購入者にとっては、非常に得するサービスです。
下取りした業者も、中古市場に再販出来る上に
新品の売上も伸びる訳で「一石二鳥」の効果です。
使い古したモノでも
「人」や「場所」を変えれば、驚くほどの値段で
買ってもらえるケースがあります。
例えば、二十歳、三十歳代の若者はもう見向きもしない古いスマホを
お爺ちゃん、お婆ちゃんや中学生は喜んで買う可能性もあります。
また、日本では、もう誰も買わない数世代前の中古の乗用車や
トラックが、ロシアやインドでは、飛ぶように売れたり
古いヘルメットが、法律改正もありタイで爆発的に売れたりと
売る人(世代や男女)や、場所(日本国内でも海外でも)を
『ズラス』ことで
中古でも、バンバン売れることがあります。
また、スマホや携帯電話は、そのもの自体は使えなくても
内部の部品に「レアアース」や「金銀銅」など
の貴重な鉱物資源が多く含まれるので「解体して貴重な鉱物資源」
だけを再販しても商売になります。
◆物販だけでなく、情報、時間などの無形物も工夫次第で
下取り(トレードイン)して、再販出来ます。
例えば
「タイム・バンク」というサービスアプリは
人の時間価値を決め(AさんはFaceBookのいいねやフォロワーが多いから
一分1,000円とか・・)他の人にプレゼントしたり出来るサービスです。
また、アメリカの「オプトロ」は、アマゾン等のECサイトで
返品されたものを買い取り、ビックデータやAIをフル活用して
最適なマーケットにベストなタイミングで再販する仕組みを作り
企業価値が一千億円まで急成長しています。
日本でも「サマリーポケット」というベンチャーは
基本的にやっていることは
「貸倉庫屋」なのですが
預かった商品の一点一点を写真に撮り、
モノにより「温湿度管理」「空調管理」を徹底し
木目の細かいサービスを提供しています。
その上、保存期間が長くなった商品を「ヤフオク」
に出品してくれる提案をし、預けた人の代わりに
「ヤフオク」等のネット販売を代行するサービスまで
展開し急成長しています。
この「サマリーポケット」は、ビジネスモデルと
実績の優秀さがあり、住友商事から
5億円もの資金調達に成功しています。
いきなり大きなビジネスを狙う必要は無いですが
いま、あなた自身がやっているビジネスにも
何らかの「下取り」「中古販売」が応用出来ないか
考えてみるのも、ビジネスの拡大に繋がる可能性は
大いにあるので、是非一度、考えてみて下さい。