「トラブル・失敗」を喜べれば、あなたも億万長者!
「また、トラブルかよ!!
勘弁してよ!!
お前、トラブルメーカーだな」
こんなことを言われて、凹んだ経験ありませんか?
もしくは、こんな「トラブルメーカー」が
あなたのそばにいませんか?
「トラブル」と言っても、色々な種類があります。
ビジネスや人生全般で「トラブル」と言えば
予定通りに物事が進まないこと、や
対人関係での口論、イザコザ、揉め事、
果ては法廷闘争や殺人に至るトラブルまで
大小様々です。
命に関わるトラブルや裁判沙汰になるような
深刻なトラブルには「事前防止」策は必要です。
ただ、それ以外のちょっとしたミスや間違い
によるトラブルは、むしろ「歓迎する」位のマインド
を持てる人の方が大成功出来ます。
なぜなら、ミスや間違いには、不思議と
「神の配剤」としか言いようがない
チャンスが含まれていることが、とても多いからです。
特に、何かを追求していたり、問題を解決しようと
一生懸命に努力した結果のミス、間違いは
大発見、大発明のキッカケを運んで来ます。
ノーベル賞を受賞した「発明、発見」の多くも
実は「ミス、トラブル」がキッカケになったものが
沢山あります。
たとえば、
江崎 玲於奈(1973年 ノーベル物理学賞)
江崎さんが、東大から博士の学位をもらうキッカケ
になったのが、新しい電子デバイスであるトンネルダイオード
=エサキダイオードを誕生させた
「トンネル効果」を実証したことにあります。
この歴史的な発見も
最初は実験の過程で弟子が
「先生、大失敗しました・・・」
と非常識なデータの結果を江崎さんが
見逃さず、拾って探求した成果です。
つまり常識と真逆の結果を「失敗」で済まさず
「なぜ?」と好奇心を持ったからこそ
世紀の発見、発明が出来た訳だ。
(出典:www.shmj.or.jp)
その他、下記のごとくノーベル賞級の発見、発明は
多くが非常識な「失敗=トラブル」がキッカケに
なっています。
・田中 耕一(2002年 ノーベル化学賞):間違った試料を混ぜてしまったが、捨てるのは勿体ないと思ってテストしたら、目的のタンパク質の質量解析ができていた。
・白川 英樹(2000年 ノーベル化学賞):韓国人留学生が指示を間違えて
1000倍の濃度で実験。「失敗した」ともって来た生成物の価値を見抜いて、実験を続け「高伝導性プラスティック」への発見へとつながった。
(出典:日経サイエンス)
・ジョン・バーディーン(1956・1972年 ノーベル物理学賞)
ウィリアム・ショックレーのもとで半導体での信号増幅実験をしているとき、ミスで電極をくっつけてしまったが、そこで大きな増幅効果が見つかり、状況を解明してトランジスタの発明に。
(引用元:Diamond Online)
文字通り「失敗は成功の始まり」です。
但し、こうした事例は、ただのラッキーではない。
共通しているのは
1)情熱と集中力
「課題」に対して強烈な情熱を持ち、何とか解決しようと努力を継続していること。
2)細心の注意力
日々、1つの課題、問題に取り組むことで神経が研ぎ澄まされ
どんな些細なことも見逃さないマインドが出来上がっていること。
3)失敗を見逃さず活かす
「失敗」を悔やんだり、怒ったりせず
「なぜ、失敗したのか?」
「他に転用出来ないのか?」
など、とても柔軟性があるシナヤカな感性と
子供の様な純真さを持ち合わせていること。
ビジネスでも、人生全般でも、
「情熱ある執着心」と「しなやかな感性」を持って
トラブルや失敗に対応出来れば、あなたも
幸せに成功できるはずです。
次回は、こうした「失敗、ミス」から生まれた
世界的な「食べ物」や食品についてお贈りします。