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お金を稼ぎ、かつ自由で幸せな「毎日がお祭り」ライフを目指して、ビジネスの天才村上むねつぐ氏直伝ノウハウをマインドセットから具体的なビジネステクニックまで惜しげもなくご紹介します。

安倍首相の『新型コロナウィルス』会見、あなたは評価する、しない?


安倍首相が、昨晩『新型コロナウィルス』対応

について、緊急会見を「やっと」開いた。


マスコミの論調は、極めて否定的で

安倍政権の支持率も「森加問題」以来の
低さだそうな。

私も、直接じっくり聴かせてもらった。

安倍首相の『新型コロナウィルス』対応
緊急会見に対する率直な感想は、
良い面も悪い面も双方あるな、である。

まず、
◎良い面は


1)遅きに逸しているが、とにかく
  土曜の夕方というみんなが見る様な
  時間帯に、会見を開き

  自分の言葉で語り掛けたこと。


2)唐突な「小中高校、一斉休校」に関し
  子どもたちや親御さん、教育関係者への
  配慮を口にしたこと。(当然ですが・・)


3)新型コロナウィルスのPCR検査の検査拒否
  問題に言及し
  「今週中には、クリニックから【直接】
   民間を含めた検査機関に検査依頼が
   出来る様にする」と断言したこと。

  特に「直接、国が介在する」とまで踏み込んだのは
  評価出来る。(が、遅いけどね・・)


4)新たな薬と、15分で検査が出来る簡易キット
  を今月中にも実用化する見通し、と言ったこと。


5)「私が政治家として、リーダー(内閣総理大臣
   として決めたことなので、私が責任を持って
   対応し、結果責任を負う」

   という趣旨の発言をしたこと。


6)「やれることは、何でも全てやる」とコメント
   したこと。



✖ダメだった面は


第一に、本気の「覚悟」が、あまり伝わらなかったこと。

これは、主観で感覚的なものだけど

「私が【命を懸けて】全国民を守る」

という強い覚悟が、あまり伝わってこなかった。


おそらく、これは「保身」と「僕はやれるだけのことはやってる
から悪くない」

未知のウィルスとの戦いなんだから仕方がない、
ウィルスが悪い、厚生労働省が悪い、、


など「他者のせい」にしている本音が透けて見えた

からだろう。



第二に、

「謝罪」の言葉が一切なかったこと。

クルーズ船は、世界中の誰が、どうみても

「結果として失敗」だったのだから、


率直に「非を認め、お詫び」するべきだった。

詫びるだけではなく、「なぜ、失敗したのか?」

原因を、今わかる範囲で分析し、近い将来に

活かすといった「しなやかなマインドセット」が欠如していること。


また、大きな政治決断だったとは思うが

「小中校一斉休校」に対しても

「お詫びする」「謝罪する」の一言が無かった・・・



第三に

「今までの対応での反省点と今後に活かす点は?」

といった質問を受けた時に

率直に非を認め、悪かった点はここで、原因はこう、

今後は、こう改める、といったコメントが一切なかったこと。


第四に、

これは、昨日のコメントだけではなく

今回の「新型コロナウィルス対応」全般に言える
ことだが、


とにかく「対応が遅く、後手後手に回っている。」

「最悪の事態と、あらゆるケースを想定して
 対策を取る」と言っていたのは、

評価も出来るが具体的に、どんなケースを想定しているのか

代表的な事例だけでもあげるべきだった。


今後、特にこの2週間は、口先だけでなく

マジで「先手先手で、批判を恐れず、思い切った
手段」を打って欲しいものです。


◆世界の政治史をみて、未だに

世の人々の心を動かし、流れを変えた「名演説」

例えば、ジョン・F・ケネディー、リンカーン

キング牧師ガンジー、戦時下のチャーチル

ここぞの「演説」・・・の共通点は

1)率直で、正直であること。


2)自分に非があれば「指摘される前に、自ら反省する」


3)何よりも「本心と覚悟」のある「しなやかなマインドセット
  を持っている事。


で、これは、そのままリーダーの要件ではないだろうか。


非を認めると、揚げ足を取られ失脚するのでは?

とか、

詫びると、付け込まれるのではないか?


といった「保身」に走っているマインドでは

人々の心を掴むことは難しい。


まあ、但し、これからの二、三週間の対応を

みて、最終評価が決まるのでしょう。