混血主義が純血主義を負かす理由は、あなたの成功に結びつく!
なぜ、アメリカは経済的にも、政治・軍事面でも
「世界最強」なのでしょうか?
なぜ、かつて「太陽の沈まない国」と、その栄華を誇った
大英帝国、イギリスは今、衰退しているのでしょうか?
我が日本も、数十年前のバブル期には
「ジャパン アズ No1」
と持てはやされ、アメリカのロックフェラーセンターを
買い占めたり世界経済を席巻したのに、今では見る影もないのはなぜなのでしょうか?
様々な理由が複合的に絡まっているとは思います。
例えば、日本で言えば「少子高齢化」が国力を下げている大きな理由の一つでしょう。
ただ、もっと根本的な理由があります。
それは「教育現場」に端的に表れています。
◆アメリカの大学と、日本の大学の一番違う所は
何でしょうか?
色々ありますが、まず第一に
アメリカの一流大学は「世界のあらゆる人種」がいる点です。
・中国人、インド人、ヨーロッパ人、中東の人・・
・世界中の人種が「普通に」在籍しています。
さらに、驚くべきことですが
アメリカの一流大学は「意図して」
学生を「世界の人口比率」とほぼ同じ様な構成にしている。
という点です。
つまり、アメリカの大学の教室に入ると
一番多いのが「中国人」「インド人」で、
日本人は10番目以下、、という「構成」に「意識してしている」のです。
◆まあ、そもそもアメリカという国家自体が「移民国家」ですから
その建国から「異民族」で構成されていた、という背景が決定的に違いますが、、
つまり、アメリカという国は「自由と民主主義」を旗印に
「世界中のあらゆる優秀な民族や異文化」をどんどん取り入れて来て今があるんです。
一方、日本やイギリスは、排他的で「自国」に閉じこもり
他の優秀なDNAをあまり受け入れない特性を持っています。
◎開放的で「優秀なら来るもの拒まず」というアメリカと
↕ ↕ ↕ ↕
✖閉鎖的で「自国民が一番良い!」という日本と英国
この差が「国力」の差となって出てきていると思います。
例えば「世界の競馬」では
かつては「イギリスの馬」が他を圧倒して強かったのですが
どんどん、他国に抜かれていきました。
これも「純血主義」を貫くイギリスと
「強くて優秀な馬」は、どこの出身だろうがお構いなしで
こう考えると「異文化排除」の「孤立主義」トランプが
大統領のアメリカは、もしかすると「衰退」が始まっているのかもしれません・・・
既に新興大国の中国の影にビビってますからね・・・
トランプの後の大統領が、より開放的で利他的な人になるか
どうかで、今後のアメリカの発展か否かが見えてくる気がします・・
◆世界の時事ネタはさておき
これは、私たちがビジネスや営業をやる時にも
大いに当てはまる話です。
つまり、大型プロジェクトで億単位の売上を取れるかどうかの商談で「プロジェクトチーム」を組むときに
▼A社は、気心の知れた「仲良し同士」でチームを作り
性質の異なる「ちょっと気の合わないメンバー」を完全に排除しました。
いわば異分子を徹底的に排除した「純血主義チーム」を作ったんです。
↕ ↕ ↕ ↕
△一方、ライバルのB会社は、考え方や発想が異なるメンバーを統率力のあるリーダーが集めてチームを作り闘ったとします。
つまり「異分子・混血チーム」にした訳です。
◆「純血チーム」と「混血チーム」の戦いは
最後の勝負ところで「純血チーム」が内部から崩れ
「混血チーム」が怒涛の攻撃で勝利しました。
これは、少し冷静に考えてみれば「当たり前の結果」です。
「純血チーム」は、チーム内の結束は強くチームワークは良いのですが
同じ様な「考え方」「発想」「体質」を持った者ばかりですから
ある特定の局面や課題、問題には、滅法強いが
チームメンバーみんなが「弱い」問題が起こった時には
その脆弱さを一気に露呈し、うまく行かなくなり
仲が良いだけに「馴れ合い」になったり「骨肉の争い」
になり、内部から崩れていく訳です。
一方「混血チーム」は、最初は、まとまりに欠けチームワークはイマイチでも「強力なリーダーシップ」を持っている人がいれば、まとまって行き、
様々な「異なる課題、問題、障壁」が出てきた時に
多彩な発想、才能を持ったメンバーが「異なる課題」を
クリアーして行けるので強い訳です。
ですから、
私たちも社内で「プロジェクト」を作る時には
普段から仲の良いメンバーだけでチームメンバーを構成するのではなく
多士済々な才能、発想を持ったメンバーを集めた方が「成功」する
確率はグッと上がります。
まあ、「強力なリーダー」が必要ですけど。
◆この「純血主義」より「混血主義」が勝る、法則は、
私たち個人のビジネスを成功させる時にも
当てはまることです。
つまり、
営業にしろ、ビジネス一般にしろ
数年間、毎日プロとして日々の実践を通し修練して行くと
「得意技」「得意分野」と「苦手な仕事」が、必ず出てきます。
例えば、営業で言えば
お客様との「交渉」や「対面営業」は、得意だし大好き!
でも「営業売上管理」とか、嫌いだし、不得手・・
などの「現象」が出てきます。
こうした時に、あえて「自分の不得手」の分野を集中して
実践してみることも、「異文化」をあなた個人の中に取り入れることに
なります。
もっと言えば「営業」以外の職種の世界に積極的に触れてみたり
「業界」の垣根を超えた「異業種」の人たちと交流すると
今まで全く気が付かなかった「発想のヒント」を貰えたりするものです。
但し、この「異分野を取り入れる」のは
「営業」の一分野だけでも一定のレベルまで習熟した「後に」
やらないと無用な混乱を招きますが、
一つの分野で一丁前の「プロ」になったら、どんどんと
異なるDNAを取り入れてみるべきです。