女性版ジョブスは「セルフ」で9千億会社に!しかし、その結末は・・・
「セルフ・サービス」は、大昔からありましたけど
最近は、様々な種類の業界に
「セルフ」が取り入れられてビジネスを成功させている事例があります。
「セルフ・ビジネス」の代表的なものは
1)セルフ・ガソリンスタンド
2)セルフのレストラン(バイキング形式のお店や
ドリンク・バー、サラダバーが置いてあるファミレス)
3)病気を自己チェック出来るキットセット
☞私も糖尿病なので「血圧計」を購入し
血圧は「セルフ」で測っています。
5)ニトリの「組み立て式家具」販売
6)ドイトのDIY
等々、私たちの「生活の一部」として溶け込んでいる
「セルフ・サービス」が沢山見受けられます。
セルフ・サービスは、ビジネスを仕掛ける側からすれば
「人件費削減」に直接的に貢献します。
お客さん目線でも
「自分の自由にカスタマイズ」出来る喜びや
楽しみが生まれる可能性もあります。
◆シリコンバレーで、至上最も成功した
最年少の女性起業家と持てはやされた
エリザベスホームズも、
「セルフ」に着目した一人です。
彼女は一時、女性版ステーブ・ジョブスと称され
マスコミの寵児になりました。あんな事件が
発覚するまでは・・・
Photo by: David Orrell/CNBC/ NBCU Photo Bank via Getty Images
エリザベスホームズはスタンフォード大学を
中退した19歳の時にTheranos(セラノス)という
血液検査を安価、迅速にセルフで出来る画期的な
「世界を救う」ベンチャー企業を創業しました。
従来なら15万円は掛かり専門病院に行かなければ
出来ない多くの血液検査を
指先から一滴の血を「自分で摂る(=セルフ)」だけで簡単に出来る「血液検査キット」を開発したと宣伝し、
出典:九州医事研究会ニュース https://qmir.wordpress.com/tag/theranos/
一時セラノス社は9,000億円を超える時価総額となり
半数を所有していたエリザベスホームズは史上最年少の
女性ビリオネラーとしてシリコンバレーの寵児になりました。
エリザベスホームズは、ステーブ・ジョブスを崇拝し
彼の真似をし黒のトータルネックを常に着こんでいたため
セラノス社の社内設定温度は18度だったそうな・・・
しかし、エリザベスホームズの言う
指先から摂った一滴の血液から200種類以上の血液検査を
迅速に出来る、、という話は「嘘」と「欺瞞」に満ちており
「詐欺師」としてマーケットから追放されることに・・・
エリザベスホームズは「こうできたら良いな~~」という妄想を
追い求めたのだが、コア技術が全く付いていかなかった悲劇である。
スタップ細胞の小久保さんを彷彿させますね・・・
◆あなたの商品や「ビジネス」の中にも
お客様ご自身で「やって頂く」(セルフ)発想を
持ち込むことで、付加価値を付け
ライバルに差を付けたり
場合によれば世の中を変える画期的な発明が
出来るかもしれません。
但し「妄想」や「理想」だけで先走りはせず、実際に使えて
お客様にも受け入れられる「本物」のセルフを目指して下さい。