斬新なアイデア、問題解決の必殺プロセスとは?
===前回ポイント=============
『我以外皆師匠』
☞自分以外の人、モノは全て先生で、学べる。
・ビジネス・アイデアは、自然界に沢山ある。
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☆☆今日のテーマ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
世の中を変える「アイデア」は、こうして生まれる。
問題解決法も、同じプロセス。
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前回は『我以外皆師匠』について
お話ししました。
『我以外皆師匠』は、文豪・吉川英治が
宮本武蔵や太閤秀吉に作品の中で言わせた
文字通りの意味は
自分以外の人やモノ(草木、石まで森羅万象)
は、全て自分の師匠であり、学び取ることが
ある。です。
ここから、自分以外の全ての現象から
学び取るには
・謙虚で、素直な気持ちを持って
物事の本質をあるがままに見れる
気持ちが大切、
という、とても道徳的な教訓が得られますが
それだけでなく
世の中の「大発明」や、大きなイノベーションは
得ている事例が枚挙に暇が無いことをご紹介しました。
凄いアイデアを閃く方法
大自然や、他人の一言から、
大儲けする様なアイデアを得たり
世の中を大きく変える発明をする為には
条件があります。
それは、まず「テーマ」について
自分自身の頭と体で、ウンウン唸って
考え抜くこと、です。
まずは、他者に頼らず、自分の頭で
考え抜き、
いつも「そのこと」で頭が一杯になって、
疲れ果て、フッと窓の外を
ボンヤリ眺めると、落ち葉が落ちて閃く!
そんなプロセスを経るものです。
日本の鉄道の【自動改札機】の発明にも
まさに、これが体現されています。
自動改札機は、あるメーカーの複数の技師が
携わり、開発が大詰めを迎えた時
自動改札機の中を切符が真っすぐ通らず
グシャグシャに「詰まってしまう」
大問題が発生しました。
みんな「どうすれば、真っすぐに切符を
通せるのか?」
に集中して、寝ずに知恵を絞り実験を
そんな時、あるエンジニアが
開発に疲れ、近くの小川をボンヤリと
眺めていると・・・
小川の上流から、落ち葉がユラユラと
流れてきたんです。
それを見て
「コレだ!!」
つまり、自動改札機の中を
切符を
✖「真っすぐ流そう」
とするのではなく
◎「ユラユラと揺らしながら流せば」
詰まらないのではないか?
と気づいたのです。
この閃きが元で、現在ある「自動改札機」は
この世に誕生したのでした。
ここでも、まずは、自分たちの頭で苦労して
何とか問題を解決しよう・・・
と限界まで頑張って、
それでもダメで、諦めかけた時に
自然界から「答え」を得た訳です。
これは、人間の「脳内のRAS」の働きとも
大いに関連しています。
考えるほど「その回答」を四六時中探します。
そして、意外な形で「回答」が、ポッコリ出てくるんです。
もし、このエンジニアが必死に考えるプロセス
無しに、小川をユラユラと流れる落ち葉を見ても
「何も感じなかった」でしょう。
私たちが、
・アイデアを出したい、
・問題を解決したい、
と思った時も、全く同じ「プロセス」が必要
になって来ます。
つまり
1)必死に自頭で考え抜く。
2)しばらく、忘れて、リラックスし
「他のコト」をやる。
この2段階は、
◎斬新なアイデアや、
◎凄い解決策
を思いつくためには「必須」のものです。
いま、あなたが何か「良いアイデア」が無いか
悩んでいたり、
解決したい大きな問題があるなら
このプロセスを大いに意識して立ち向かって
みると良いと思います。